トゥアレグ族シルバーリング

完売しました!

アフリカのニジェールに暮らすトゥアレグ族が作る、純銀に近いシルバーリング。

ラクダのキャラバン隊を率いて、サハラ砂漠を横断する貿易ルートを支配していた遊牧民、トゥアレグ族。

藍色のターバンや衣類を身につけた彼らは「青の民」と呼ばれており、シルバージュエリーは代表的な伝統工芸のひとつです。

コロナ禍の様々な事が重なり、ニジェール→フランス→チェンマイと移動してきたリングに出会うことができました。

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紹介してくれたのはフランス人女性のララさん。

毎年夏の1ヶ月、フランスの自宅にトゥアレグ族のシルバー職人ハザドさんを招き、展示会を行っていたそう。

ララさんは冬の間タイに滞在、コロナのロックダウンで帰国できなくなり、ハザドさんはフランスに入国できず他の展示もすべて中止に。

国境閉鎖により食料品の価格が上昇、追い討ちをかけるように村を洪水が襲い、井戸水が汚染され、水不足と病気の蔓延を引き起こしているのが現状なのだとか。

ララさんはなんとかして彼のコミュニティの助けになりたいと、ハザドさんのシルバーをフランスからチェンマイに送ってもらい、自分のネットワークを活かして少しでも多く売るために活動していると話してくれました。

カレンシルバーとはまた違う、力強く手作業の良さが伝わる圧倒的な存在感のリング。

販売価格+寄付ということで、少量ですが購入しました。

チェンマイでの買い物が、遠いニジェールの人たちの助けに、ほんの少しでもなりますよう。

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トゥアレグ族シルバーリングは、ほぼ純銀を使用しています。汚れた際はシルバー磨き布でお手入れしてください。

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*ララさんからの紹介文です。

ニジェールは世界で最も貧しい国のひとつです。

かつてサハラ砂漠を横断するキャラバン貿易ルートを支配していたトゥアレグ族は、北アフリカのベルベル人を起源とする半遊牧民です。

人口は約100万人から150万人で、アルジェリア南部、リビア南西部、マリ、ニジェールに住んでいます。

トゥアレグの商人たちは、これらの都市から北へ物資を運ぶ役割を担っていました。

ラクダに乗り砂漠を越えるキャラバン隊は持てる荷物が限られていたため、場所を取らず、利益を上げることができる高価値の品物…塩を始めとした香辛料やお香、宝石などを取引していました。

トゥアレグ族は藍色のターバンと服を着ていることから、「自由人」または「青い人」として知られています。

過去20年間で伝統的なトゥアレグの生活様式に大きな変化が見られました。

政治的な理由、テロ(アルカイダグループ)の増加、気候の変化により遊牧民としての生活を放棄し、代わりに砂漠地帯や町に定住しなければならなくなりました。

これらの部族は、政府やその他の国から完全に見捨てられてしまった存在なのです。

私たちはNGO(非政府組織)を通じて、彼らの一人であるHAZADO(ハザド)と出会いました。私たちは親しくなり、夏の間の1ヶ月間、彼を家に迎え入れ、イベントや展示会を開催しています。

彼のコミュニティは不安定な生活を送っています。

ジュエリーから得られるわずかな収入で、彼はコミュニティを支え、食料や薬を買い、ジュエリーを作るために必要な銀を購入し無ぇレバなりません。

また、劇的な洪水の後、2匹の動物が井戸に落ちて水に毒を入れてしまいました。

水不足は群れの損失とコミュニティの間での病気の蔓延の原因となっています。

通常、ハザドは年に1~2回フランスに来ていますが、コロナウイルスの影響で2019年12月から渡仏できな区なり、さらに、国境が閉鎖されたことで、食料品や必需品の価格が上昇し彼らは今、文字通り飢餓状態に陥っています。

私たちは最近、この人道的な緊急事態から彼らを救うために、彼らに代わって寄付とジュエリーの販売キャンペーンを開始しました。

また、私たちは彼らの素晴らしい伝統工芸品を世界の他の場所で、失われた文化からのユニークな手工芸品を評価する人々に広めることを目指しています。

彼らの芸術は尊敬と名誉と支援に値するものです。

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