HOW TO CARE

水草について

南タイの村のあちこちのご家族によって、半屋外で編まれています。

雨が凌げて明るく風が吹き、比較的涼しい軒下やガレージ部分が仕事場です。

工場で大量生産される製品とは全く異なり、素材自体に枯れによる色の違いや汚れなどがあります。

ささくれや凹みやちょっとした汚れをB品とはしていませんので、ご了承ください。

可能な限りのメンテナンスをしていますが、気になる際は、ご使用前に一度拭くか洗ってください。

また、タイ国内、タイから日本、日本国内の移動の過程で、どうしてもへこみや型崩れは出てしまいます。

下記に型崩れを直す方法も説明していますので、ご理解の上でお買い求めください。

◯よくある質問

1.「カビますか?」

水草は水辺に生息している植物のため、竹細工や木の食器に比べるとカビには強いです。

南タイの工房はほぼ外、一年中雨の多い地域ですが、カビている物を見たことはありません。

現在のお住まいで、日常的にカビが出ることがほとんどなければ全く問題ないです。

お家の中で木の食器や畳などカビが出やすいお家でしたら、菌が移ってしまいますので、ご使用はおすすめしません。

2.固いものと柔らかいものの違いは?

固いものは仕上げの段階で糊を塗っています。より丈夫に仕上げるためです。柔らかいものは、自然そのままの水草です。

例えば、高い場所に置き頻繁に出し入れする場合(衣類やタオル、調味料や食器など)は固いタイプがおすすめです。

床置きでよく開閉する場合(おもちゃや靴下など、おやつ入れなど)は、柔らかく蓋の浅いタイプが使いやすいです。柔らかいタイプを重ねて使用する際は、底部分に段ボールなど1枚敷くと扱いやすくなります。

3.お手入れ方法は?

下記にバッグ/収納に分けて記載しています。

【水草のお取り扱いについて】

◯水草バッグ

重い物を入れて毎日使用すると、当然ながら壊れやすくなります。

バッグの四角部分がほつれてしまうことがあります。

サブバッグを持ち歩き、重い物を買われた際は併用すると長持ちします。

汚れた場合は洗えます。

湿度が低い/気温の高い時期はさっと洗って形を整えて陰干ししてください。

湿度が高い/気温の低い時期は、洗った後に水気を拭き取り風通しの良い場所でよく乾かすか、硬く絞ったぞうきんで拭いてよく乾かしてください。

冬など使わない時期も風通しの良い場所で保管してください。夏の靴下などを入れて収納として使用するのがおすすめです。

◯水草収納ボックス各種

どれも水洗いできます。

小さいボックスをお弁当箱などで使う場合も、水洗いして問題ありません。少量の洗剤も使用できます。

型崩れもこの方法で直ります。

水草はしなやかで折れにくいので、折り紙のようにぎゅっと押さえて折り目をつけて形を修正できます。

湿度が低い/気温の高い時期は洗ったまま形を整えて陰干ししてください。

湿度が高い/気温の低い時期は、洗った後に水気を拭き取り風通しの良い場所でよく乾かすか、固く絞ったぞうきんで拭いてよく乾かしてください。

固いボックスは強度を上げるために糊を塗っています。そのため、水拭きするとペタペタしますが、すぐ乾きます。

カビが出てしまった場合は、その部分を固く絞ったぞうきんで拭いてから、漂白剤を薄めた液でもう一度拭いてカビ部分を取り除き、よく乾かしてください。

どうしてもささくれが出ますので、繊細なお洋服を収納する際は、布を敷いてご使用ください。


オリジナル草木染めワンピースのお取り扱いについて

こちらのワンピースは、生地選び、縫製、染め、刺繍とすべてタイ・チェンマイにて製作を行っています。

チェンマイの素朴で優しい雰囲気と手仕事の良さを感じられる、大好きなワンピースができました。

お取り扱いにつきまして、草木染めのためしばらく手間がかかりますが、愛着を持ち長く着ていただけることを願っています。

◯草木染め方法/色落ちについて

・カーキ:タイに自生する木の皮で染め、鉄釘を媒染として使用。

・マンゴー:マンゴーの皮で染めた後に藍染。

・グレー:発酵させた黒壇の実の液を使用。

・ピンク:コチニール(サボテンにつく貝殻虫)染め。

・パープル:コチニール(サボテンにつく貝殻虫)で染め、鉄媒染。

色止めしてありますが、濃い色の草木染めはしばらく色落ちします。

ウエストのギャザー部分やポケットの裏側などの生地の重なる箇所に染めが深く入りこんでいます。

グレーや濃い藍染などの場合、しばらくはポケットに手を入れていると手が青くなるほどですが、お洗濯を重ねると、色落ちは落ち着いてきます。

◯お洗濯方法

・着用はじめしばらくは、単独でお洗濯してください。他のものと一緒に洗う場合は、同系色のものと洗ってください。

・裏返して洗濯ネットに入れ(裏返すとまだらに染まっていますが問題ありません)、お水または少量の自然洗剤や中性洗剤で洗ってください。

・すでに何度か水洗い済みですので、少量の洗剤や柔軟剤を入れてお洗濯できます。

・柔軟剤を入れてお洗濯すると生地が少し柔らかくなります。

・洗剤を入れる際は、必ず溶かしてから衣類を入れてください。触れた部分だけ色が変わる可能性があります。

※エマールを使用してまだらになったという声をいただいています。ご注意ください。

・汚れが着になる場合は、その部分だけを手洗いしてからお洗濯してください。

・着るたびに洗って干す、を短期間に繰り返すと、色落ちが進んでしまうことがあります。休ませながら着用してください。

・お洗濯後すぐに軽くシワを伸ばし、裏返しのまま陰干ししてください。濡れた状態で持った時に藍が手につくことがありますが、石鹸で洗うとすぐに落ちます。

・濡れたままにすると色落ちが進みます。また草木染めは太陽に弱く、色落ちの原因となります。

・乾燥機は縮みますので、絶対に使用しないでください。アイロンの使用もお避けください。

・保管の際も、日光の当たらない場所に裏返して畳み、衣装ケースなどに保管してください。

◯着用について

・酸の強いものに触れると、色落ちすることがあります。お酢や果実100%のジュース、レモンなどを食べる時はお気をつけください。

・雨の日の着用はお避けください。濡れた状態が続くと色落ちしてしまいます。

・初めのうちは白いインナーやボトムスとの重ね着はお避けください。万が一、インナーなどに色が移ってしまった場合でも、お洗濯すると落ちますのでご安心くださいませ。