一番最後の商品撮影も終わり、近日中にオープンします。
最後に撮影したのはチベタンラグ。
撮影しながらあんまりの好きさに、売るのをためらいつつ、
もし残ったら我が家に仲間入りすることがうれしくもあり。
高価なものですが、やはり今回の旅では一番のお気にいり。
ネパール大地震の時、チベタンのおじいちゃん、おばあちゃんたちと3週間キャンプで過ごしました。
民族衣装を着て髪を綺麗な三つ編みに結い、
毎朝5時からマニ車を回しお祈りをして、
バター茶をふるまい、モモを作る。
言葉はわからないけど、その強い信仰心から来るであろう
どっしりとした存在に助けられたものです。
カトマンズのあちこちにチベットラグを売るお店があり、
以前からいつか、と思っていたけれどなかなか信用できず手が出ず。
今回購入したのは、ネパールの『チベット難民キャンプ』の中にあるハンディクラフトセンター。
中国からの弾圧を逃れるためにチベットから亡命してきた人々が暮らす居住区の中にあります。
歌のような、お祈りのような、独特のメロディーを口ずさみながら手織りで絨毯を織るお母さんたち。
この売り上げは難民キャンプの運営に使われていて、
私の選んだものも少しは助けになったのかと思うと、この場所でラグを買うことができて良かった。
2種類あるラグの中でも上質なウールを使用した軽くてふかふかしたものを6枚選んで、
手持ちで持って帰ってきました。
相変わらず価格設定にものすごく悩んだけど、
高くて手が出ない存在ではなくてぜひ手元に置いてもらいたいので、可能な限り抑えたつもりです。
いつかは大きなラグを部屋に敷きたいけれど、まずは小さな1枚から。
私の人生にチベタンラグがやってきたことがとてもうれしい。