山の民のフォークアートvol.2

盛岡のリタさんでの展示が終了しました。

私の場合、この5月までは収入がほぼなしという、ギャンブルのような生活をしています。

1月〜3月頭まではタイに滞在して買い付けとメンテナンスと発送作業。

帰国後の3月、4月はメンテナンスと値付け(タグを作るところから)と発送。

そうしてやっと集めた物たちを送り出す時がやってきます。

このあいだは上がったり下がったり興奮したり落ち込んだり、さまざまな気持ちの中にいて、展示の1週間前からは不安とともにアドレナリンが噴き出すような状態に。

若い頃は大嫌いだった気合いという言葉が今は座右の名みたいになっている。

調べてみると気合いには「精神を集中させて事に当たるときの気持ちの勢い。また、そのときの掛け声。」とあるから、まさにその通り。

この会は、去年南タイで工房を探し、オーダーした水草の物たちの初お披露目でもあり、みなさんがどんな反応を示してくれるか、それによって今後のオーダーも決めていく、そんな意味合いが自分の中にあった。

東北の皆さまは穏やかであたたかく、リタの久美さんの人柄と、この光と風が抜ける美しい古民家、そこには自然とグッドバイブスな人々が集まってくるのだなと。

私の集めた物たちも背筋を伸ばしてずっとずっとすてきに見えた。

発送の時から「こんなにたくさんあって大丈夫なのだろうか。」と心配になり、搬入日には広いリタにぎゅうぎゅうに置かれた物たちを見て笑ってしまったほど。

5日間の会期、初日はなんと1時間待ちで、外に長い行列ができていたそうです。

私は全然気づいてなくて、終わってから知ったのですが、本当にありがとうございますしか言葉がないです。

集めた数は1200近く、会期終了時15には段ボール一箱となって戻ってきました。

こうしてまた走り出すパワーをもらうのです。

関わってくださったすべてのみなさま、ありがとうございました!また来年お会いできるのを楽しみに。